背中ニキビを治すポイント:背中にきびとレチノイン酸

背中ニキビは肌の乾燥や衣類との摩擦による刺激、睡眠不足やホルモンバランスの乱れなど様々な要因が絡み合って起こる症状ですが、ビタミンA誘導体であるレチノイン酸が背中ニキビケアに役立つという事で注目されています。
レチノイン酸はビタミンAの100倍から300倍もの効果があると言われる成分であり、皮膚科や美容クリニックでも皮膚トラブルの治療のためにハイドロキノンとあわせて処方される事が多い薬の成分です。
レチノイン酸には古い角質や角栓を取り除くピーリング作用や肌のターンオーバーの促進、皮脂の分泌量の調整作用やコラーゲン・ヒアルロン酸の産生の促進、メラニンの排出促進などの作用があるため、あらゆる肌トラブルに有効性が期待できる万能の成分とも言える成分です。
そのため、レチノイン酸は不要な角質や角栓が毛穴に詰まる事で生じる背中ニキビの改善に効果的であるのはもちろん、背中ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を抑制する効果や、肌のターンオーバーやコラーゲン・ヒアルロン酸の産生を促進する働きによる肌の再生を促す効果から、背中ニキビケアにおいてほとんど理想的なケアができる成分といっても過言ではないのです。
こういった効果がある事からレチノイン酸はニキビ治療に使われているのですが、これだけ高い効果が見込める一方でレチノイン酸は医師の処方箋が必要な成分なので副作用には十分に注意しておかなければなりません。
レチノイン酸の主な副作用としてはヒリヒリしたり痛みを感じる、痒みが生じたり皮膚が剥がれ落ちるなどが挙げられます。
そのため、痒みが我慢できずに肌を搔きむしってしまうと症状が余計に悪化してしまうケースなども見られますし、レチノイン酸は正しく使えば万能の成分と言えるものの、使い方を一歩間違えれば逆効果になる恐れもあるので、皮膚科や美容クリニックで十分に説明を受けた後で使用する必要があります。
また、炎症や色素沈着を防ぐためにハイドロキノンとの併用が効果的だと言われていますが、こちらの併用に関しても保湿やUVケアが重要になってくるので注意が必要です。

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